【黎の軌跡・ネタバレ感想78】ヴァンさんはリィン君似の主人公。でも同性の頭もぽんぽんします
ヴァンさんはリィン君に似て、ちょっと自己犠牲的というか……。
しかし、攻略王的には同性もオッケーなのかもしれない(笑)
黎・軌跡シリーズのネタバレをしていますのでご注意ください。
与えているばっかり……

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前回から続き、アーロンは
隠しちゃいないが
黙って守ろうとはするわけだ。
と少し低く厳しい声で告げます。
てめえの流儀とやら――
毎度のように危険な目に遭いながら
自分を顧みず、俺たちを守ろうとするお節介を。
と。
おおー、アーロン、はっきり言うじゃないか。
いいねえ。
そしてさらに、
少なくとも俺たちには与えてばかりだ、と。
突然ここで一瞬曲がなくなり……。

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アーロンは喋りながら気付いたようで、
――そうか、怖がってんのか?
と問いかけます。
ヴァンさんは何も答えず、ただ少しだけ笑って応じました。
それから、曲もちょっと切な目に変わり、アーロンは確かに自分たちはヴァンに助けられたから、ヴァンを手伝っている、と言います。
え、そういう決意で来てたんですね?
そうは見えなかったよ(笑)
うそ、冗談です。
アーロンは悪ガキですが、ヴァンさんに助けられたことに恩義をすごく感じているのはわかってます!
しかし、
ま、俺にとっちゃ見物半分、復讐半分。
てめぇに返すのは1パーくらいだがな。
と心にもないことを。
復讐もあるでしょうけれども、ヴァンさんに返したいのが絶対大きいでしょうに。
頭ぽんぽんは同性もやる攻略王
そして、他のメンバーはヴァンさんへの感謝で協力しつつも、ヴァンさんの「危なっかしさ」を放っておけないから、というのが大きいだろう、と言います。
その言葉に息を呑むヴァンさん。
真っ直ぐ前を向いたまま、アーロンは、あんまり舐めんじゃねえって話だ、と言いつつも、てめぇがどうなろうと、俺「は」知ったこっちゃねぇけどな、と添えます。
また心にもないこを(笑)
ヴァンさんは笑いながら、何故かアーロンの頭をぽんぽんなでます。
何でなでる!!
アーロンも思い切りはねのけてますが……うーんでも、ヴァンさんのは許せるから不思議(笑)
やっぱり、今はまだみんなの「保護者」だからかな。
ヴァンさんも、お前みたいな悪ガキに心配されるようじゃまだまだだ、精進あるのみ、と目をそっと伏せました。
それにしても、自己犠牲をこんなに早くからハッキリとリィン君に諫めた人が何人いただろうか……。
結局閃から創までズルズル引っ張った自己犠牲精神。
悪いことじゃないですが、自分をないがしろにしている感じがリィン君にはありましたしねー。
閃3ぐらいになったら、生徒たちからようやくハッキリと厳しめに言われ始めたような気もするなあ。
つまり、リィン君にとっての新VII組とヴァンさんにとっての助手たちって近い存在なのかな。
ヴァンさんは、世捨て人感はあるのに、そこまで死にたがり感はないですが、助手がピンチになると身体張りがちなので、リィン君と似たり寄ったりってところでしょうか。
アーロンは年下なのにしっかりしてますねえ。
さすが大君の器ってことでしょうか。
それから、アーロンは辛気くさい話はここまでだと気を取り直し、いかがわしい夜遊びスポットを教えろと、言ってヴァンさんから突っ込まれつつ、今までの雰囲気をぶちこわしてきました。
うーん、アーロン、わざと気を遣ってるんでしょうねえ。
じゃっかんアッシュさんに似てるんだけど、年上の分(あれ、現時点では同い年ぐらいか?)か、アーロンの方がたまに大人に見える。
悪ガキ感がぬけないところもありますけど。
まあ、さすがに皇帝撃ったりしてないのと、育ちも違いますから、比べてはいけないのかもしれませんが。
リゼットさんはそういえば、特殊な体だった

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再び女湯に戻り、曲調もしっとり目に。
フェリちゃんしっかり聞こえちゃってますけど、話の大半聞こえてたってことですよね(笑)
アニエスもホントにアーロンさんったらって思ってますけど、いかがわしいことを言っているからなのか、突っ込んだ話をしたからなのか……。
そこへ、ユメちゃんとリゼットさんがようやく合流。
ユメちゃんはアニエスちゃんとフェリちゃんも洗ってあげるねーと言いつつ、ヴァンたちも洗ってあげたい、と幼い子らしい純粋さで言っています。
さすがにフェリちゃんもユメちゃんだけなら大丈夫かな、と困っちゃっているので、恋愛には疎いようですが、こういうところはきちんと恥じらいはあるようです。
そして、ここからは女子トーク。

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温泉に浸かっていたリゼットさんは、ふとふたりの視線に気付いて不思議そうにしています。
大慌てのアニエスと、何だか見とれちゃいまして、と純粋に微笑むフェリちゃんに、擬体の調子が気になられるとか? とちょっと的外れな気もする回答を。
たぶん、アニエスも綺麗だなーって思って見つめていたのだと思いますよ。
ふたりとも、擬体のことは完全に忘れちゃってましたと心から言っています。
特に隠しているわけではない、と擬体パーツの部分を見せてくれるリゼットさん。
真面目にわからん(笑)
そして、この体を手に入れてから一年ぐらい、と伝えます。
アニエスもフェリちゃんも何と言って良いのか困ってしまっていて、リゼットさんも守秘義務やらあるのでお話できないのがもどかしい、と言います。
このあたりもちゃんと判明するのでしょうか?
まだまだ先は長そうですが……。
アニエスのモヤモヤはなかなか晴れない

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アニエスは感謝しつつも、リゼットさんとのこれまでのことを思い出し、正直ちょっと敵わないなって思っちゃいます、と弱気と珍しくちょっぴり嫉妬めいた発言を。
自分が助手一号として、ヴァンさんのサポートをしっかりできたらなあって思っているのでしょうか。
もちろん、根底ではそれだけじゃないとは思いますが……。
リゼットさんには「保護者」じゃないわけですし。

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不思議そうにするフェリちゃんに、リゼットさんはアニエスの心を察するように、自分の知識や能力はそのように調整し、積み上げてきたものだから、と伝えつつ、ふたりにはそれぞれにしかない役割を持っている、と言ってくれます。
出向の自分なんかよりも、大きな役割が、と。
自信なさげに、そう、でしょうか……と答えるアニエス。
伊藤さんの演技も光ります!
ホントに今回、声優さんとキャラがちゃんと合ってるって感じがスゴいです。
演出もかなりよくなったなーって思ってます。
リゼットさんは、年長者からの言葉と思って、今は胸に仕舞っておいていただければ、と微笑みます。

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それから、場を和ませるように、
こんな身体ですが、年齢は20歳です。
魔女のように齢を重ねておりませんので、
それだけは誤解なきよう
と、冗談っぽくウインクをしてふたりに伝えます。
となると、やっぱり事故か何かにあって身体を失ってしまったのか、何なのか……。
みんな謎ばっかりです。
フェリちゃんは素直に頷きますが、アニエスは分かりました、と頷きつつも敵わないな、本当に……とまだモヤモヤしたままの様子で思うのでした。
うーん、リゼットさんはアニエスの悩みを理解しているんでしょうね。
まあ、そこはホント年長者だからこそと、人柄もでしょう。
アニエスも、ヴァンさんが前に言っていたように、急いで成長しようとしなくていいと思うんですよね。
今回は、アニエスはホントヒロイン=準主人公って感じがします。
アニエスの成長も、将来的に敵対するであろう「お父さん」のことを考えたら大事なポイントだと思いますし。
そこへユメちゃんがやって来て、将来ヴァンの事務所の手伝いをすると息巻いて場を和ませます。
一方それを聞いていた男湯ではアーロンが呆れつつ、ヴァンさんは温泉旅行ならでは、と言いぼちぼちあがることになりました。
そういや、結構長く入ってね?