リィン・シュバルツァー
ー「俺たちはお互い新米同士だ。仲間として共に汗をかき、切磋琢磨していこう」―
―トールズ士官学院・特科クラス《Ⅶ組》に在籍していた青年で、灰の騎神ヴァリマールの起動者。
1年半前のエレボニア帝国内戦~クロスベル自治州併合、そして北方戦役におけるノーザンブリア併合に貢献し、《灰色の騎士》として帝国内で英雄視されるようになった。
士官学院卒業後、政府から帝国軍入りを強く求められるもそれを固辞。トールズの精神を残すため、そしてこれ以上騎神ヴァリマールと自分の力を利用されないために、帝都西郊に新設されるいわくつきの《第Ⅱ分校》で教官の職務に就くことを選択する。―
(公式サイトより)
きょ、教官!!
私的にリィン君は人に物を教えているような場合じゃないような気はするんですが…。
クロウもいなくなってしまって、VII組の仲間もいなくなってしまって、自分のことでいっぱいいっぱいなのでは、と。
それとも、この1年半で何かを掴めたのでしょうか。
どうにも今まで出ている表情からすると、暗いなあ……と思うのですが。
きりっとして大人になったというより、何かちょっと諦めてるような。
侵略者
「これ以上」ということは、やっぱり利用されているっていう意識はあったんですねえ。
閃の軌跡2の、私的に後味の悪かった外伝・クロスベル侵略(帝国側からすれば守ってたのでしょうが)では、リィン君ほんと何やってんの?と思いましたし。
零・碧もプレイしているので、クロスベルには思い入れもありました。
侵略されるのは知ってましたが、まさか、主人公自ら侵略にやってくるとは思わなかったよ!
周囲の人もどうして止めなかった、または守ってあげなかったのかとも思うのですが……できなかったんでしょうね。
が、できなかったんだとしたら、いったい何の圧力があってそうなったのか、も知りたいところでした。
それとも、リィン君の意志で武官になったというなら、それはそれで、おい、大丈夫か?と思いますが。ちょっと自棄になってませんか。
完全にラスボス的立ち位置じゃないですか……。あ、ロイドさんにとってはラスボスか。
しかしながら、もう物語の終盤も終盤で、仲良くもなっている状況なのに、誰も止めたり、反論したりしないっていうのも、今まで築いてきた絆って何だったの?って思いましたが。
なぜか、彼の周囲の人は、リィン君の意見は絶対で正しい、みたいなところがあり、あんまり彼に対して意見とかしないんですよね……。リィンがなにか発言すると、それに同調、またはさすが!みたいな。
これも鬼の力か……(笑)
大事な場所を占拠される、というつらさを、VII組は一番理解しているはずです。
トールズ奪還を大目標とかなんとか言ってましたが、行ってみたら貴族生徒とライバル対決みたいな状態になって(シーンとしてはカッコいいし、燃える展開とか思ってしまいましたが)、占拠というわりには、みんなふつうに生活していたなあ……とちょっと拍子抜けした感はありました。
しかしながら、クロスベルに関しては、本当に侵略されてしまったわけです。そのつらさを知っていながら、なぜ侵略行為に加担することになったのか。
そのあたりは、きっとユウナとのイベント等で明かされるのかもしれないと思います。
鬼の力と騎神と彼のやりたいこと
軌跡シリーズのキャラはみんな愛すべきキャラです。悪者だって魅力的です。
が、外伝以降のリィン君の考えや行動には謎が残りました。
ロイドさん相手だったから頭に来たわけではありませんが、リィン君が
「……驚いたな。達人クラスの使い手はともかく、ただの捜査官がここまで……」
と言ったことには、正直耳を疑いました。
悪気はなかったんだと思いますが、ちょっと上から目線すぎやしませんか?
ただのっている?
褒めてるつもりなのだとしたら、若いって怖い。(笑)
それともちょっと自棄になってるので、発言にも気を遣ってなかったのでしょうか。
リィン君は、鬼の力を恐れることもあり、自分を戒めたり、謙虚な姿勢もあると思います。剣術をやってますし、礼儀正しいとも思います。
モテるのも仕方がありません。
が、時おり、鬼の力出した本気の俺に敵うわけないだろ、的な印象を受けるのですが……(笑)
いや、強いんでしょうけどね。ヴァリマールとか出されたら、人じゃ敵いませんけどね?
ラウラパパのところでも、ちょっと俺が本気出したらケガさせちゃうかも、とか最初思ってましたよね?
鬼の力でだれも傷つけたくないのか、それとも、俺の力つえーから全面に出していこう!と思ってるのか、ちょっとチグハグな印象を受けるのですが。
外伝以降に確か、自分の力で被害を最小限にのような発言があったかと思いますが、被害最小限どころか、ノーザンブリアまで侵略して被害拡大してませんかね?
自分の力で被害を最小限、というのも、ちょっと自身の力を過信し過ぎのような気がします。クロウが万能じゃないって言ってたの忘れたの!!
むしろ、鬼の力や騎神の力を持って、オズボーン閣下に抵抗する道はなかったのでしょうか。そちらの方がカッコいいと思うのですが、クロウの敵である実の父に、あっさりと屈する理由が知りたかったところです。
そもそもこれは、リィン君が悪いというよりは、鬼の力や騎神について何もわからなかった、というのもあるかと思います。
なぜ武官になるに至ったのか、という彼の考えを、閃の軌跡3ではもっとじっくり聞かせてほしいところです。
この説明は閃の軌跡3ではあると思うんですが、どうでしょう?
きっと、抗えない事情があったり(人質とか)、そうするしかなかったということなのか、それとも、クロウが死んで若干自棄になっていたのか、そのあたりの事情を知りたいと思います。
また、VII組メンバーがそれぞれ今できること、やりたいことを目指して進んでいったわけですが、彼については、「今できること」に進んだけで、「やりたいこと」ではなかったと思います。
強大な力に、結局自分を殺すことになっていないか?そもそも、本当にやりたいことは何なのか。
閃の軌跡3では、ぜひ自分の進むべき道に向かって歩んで行ってほしいと思います。
シュバルツァー夫妻と話ができたのか?
後日譚において、エリゼと家に帰る約束をしていたように思うのですが、その後、一緒に帰ることはできたのでしょうか?
オズボーン閣下が実父と知ってから、何となく夫妻に対してもモヤモヤを募らせていたようですが……。
もしかすると、結局家に帰らずに、自分が引き取られた経緯も聞いていないのではないでしょうか。というか、聞きたくないというか。
そして、そのまま閃の軌跡3で教官として、帝国西部へという流れのような気がします。
手紙等はやり取りしていたのかもしれませんが、どうにも帰っていないように思えます。英雄として騒がれているから迷惑がかかる、とか、仕事で忙しいとか理由を付けて、帰っていないとか。
そうなると、もちろんエリゼとも疎遠になってそうなので、シュバルツァー一家が大好きな者としては悲しいことです。
閃の軌跡3では、そのわだかまりも解消して、本当の家族として仲良くしてほしいです。もちろん、オズボーン閣下とも。
その後、彼女はどうなるか……
気になるのは絆システムですが、PS3とPS4では引継ぎなどもできないのでは?と思うのですが、そのあたりはどうなのでしょうか。
プレーヤーによっては彼女持ちなはずなのですが、なかったことになるのでしょうか。それはそれで、彼女が可哀相ですが……。
ちなみに、うちのリィン君は、女という女に期待させておきながら、最終的には毎回野郎どもとエンディングを迎えております。
彼女はいません。
腐的な意味は一切なく、リィン君は恋愛している余裕がありそうに見えなかったので。
それと、エリゼ推しなので、他の女の子とーっていうのが考えられませんでした。
もうちょっと、彼の闇の部分を照らしてくれるような、包容力を見せてくれる女の子がいてほしかったところです。
エステルとヨシュアであったり、リーシャとイリアさん(百合的な意味ではなく)であったり。なくてはならない人、人生を変えてくれるような人、というか。
そこまで、関係を深くできた子がいた感じはしませんでした。トワ会長がちょっとそういう場面があったとは思いますが。
その点では、クロウが一番の理解者であり、エリゼが彼の守らなければいけない存在(恋愛などは別として)に見えていたので、閃の軌跡2でふたりと絆システムがなく大変ショックでした。
ちなみに、うちのリィン君の青春は吹っ飛びました。
閃の軌跡も閃の軌跡2も1度データが吹っ飛んだので、ただいま2週目の実質4週目をしていたのですが、今度は誰も選ばない、を選択したいところです(笑)
とりあえず閃の軌跡2からプレイしてます。
恋愛は別、と書きましたが、そこから恋愛に発展することもある、というか、発展してほしいと思っているので、もし閃の軌跡3にも絆システムがあれば、ぜひエリゼとの絆を深めていただきたいところです。
シスコンブラコンからして、これ以上、深まらないといえば、深まらないような。
それと、ファルコムさん、どうか、閃の軌跡3では、生徒さん(特に女子)をこれ以上リィン教官の餌食にしないようお願い致します。(笑)